映画「コンスタンチン」にでてくるiBookの「あれれ?」 | 今日もノートをたずさえて

映画「コンスタンチン」にでてくるiBookの「あれれ?」

コンスタンチン

映画、「コンスタンチン」を見ました。
主演はキアヌ・リーブス。「あの世」とこの世をいききできる能力を持った主人公が、悪魔と天使の狭間で、まがまがしくも激しい死闘を繰り広げるホラーアクションものです。
キアヌといったらもちろん「マトリックス」。アクションものでもあるしつい比較してしまいます。同じ超人でも、こちらは格闘技の達人というより、呪術系エクソシスト。キアヌ本人の大立ち回りを期待しているとちょっと肩透かしをくらうかもしれません。
でも、僕はこの映画のキアヌさんは魅力的に感じました。登場するのっけから、車から吸殻を投げ捨て、独特のアクション(これがなんだかかっこいい)でジッポーライターをしゅぼっと言わせてタバコに火をつける。すでに破戒者の存在感を重く背負っています。タバコをくわえながら人ごみを、お得意の眉間シワのシリアス顔で歩いていく・・・。最近、スクリーンでタバコを吸うシーンを見かけることが少なくなったので新鮮にも見えました。しかし、このタバコが・・・っという先はネタばれ領域なのでやめておきます。
敵は悪魔なので、次のシーンで何がおきるかわからないようなひやひや感が全篇を貫いていて、僕は楽しめました。いやぁ、おもしろかった!この映画は、続編が出て欲しいですね。期待のダーティーヒーローの誕生です。

さて、この映画にでてくるのは真っ白いノートパソコン。マックのiBookのようです。妹の謎の死の原因を知ろうと双子の姉がパソコンで、映像を何度もリフレインさせてみているシーン。謎のキーワードを発見して彼女は「あ?」となるわけですが、見ているこっちも「あれ?」と思いました。それまでは、古びた街が舞台だし、クルマも近代のものは登場しないし、ジャズの名曲「テイクファイブ」がかかるし・・・。画面のトーンも渋くて、ちょっと前の時代を想像していたのですね。だから、ノートパソコンがでてきて、マウスポイントで、アイコンをクリッなんていうのがアップでうつって、一気に前時代が現代になってしまった。ちょっと目がさめた感じがしました。そういえば病院などは近代的にも見えましたがそれは気にならなかったのですね。

パソコンって、妙に生生しく現代感(?)がありますよね。パソコンを使うことが、かつてない生活シーンのあれこれを想像させてしまうからなのでしょう。僕には、映画の中でちょっと浮いてみえてしまったノートパソコンの登場シーンの1コマでした。
コンスタンチンの公式サイト